真夏がこういう暑さならぜんぜん許せるのにー。
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バイト先が外国人だらけになった。
たのしいよー。
うちのお店は南アジア系の人ばかり。
彼らは母国語のほかに隣接する国の言葉と英語がペラペラで、そのうえ日本語も話せちゃうすごい人たち。
日本語がいちばん難しいって言うけど、バイトしてるうちにどんどん漢字も読み書きできるようになってくのがすごい。
でも仕事をおしえるのに、わかりやすい日本語がおもいつかないときとか、わたしはわたしで辞書片手に英語を使うようになった。
いろんな雑談するのもたのしい。
彼らの国のはなしをたーくさん聞いたり、いろいろ日本について質問されたり。
だから日本のいろんなことをわたしも勉強し直してる。
令和になったことも話題にされて、天皇制のはなしとかもした。
日本語だけで伝わらないときは英語も混ぜる。
彼らも日本語でうまく話せないときは英語で話してくる。
だからねー。
なーんかちょっぴりだけ、わたし、英語で話せるようになってきた。
英語圏の外国人のお客さまにも英語が自然に出るようになった。
文法とかわかんないままだから、メチャクチャな英語だけど、でもだいたいは伝わる。
洋楽のおかげで聞き取るのはわりとできてたから、あとはじぶんが話せれば、英会話もどきができるよ!
ひゃー。
日本の底辺でひきこもるように暮らしてたって、外国人がじぶんの生活に入り込んできて、なんかすっごいたのしくなった。
海外にでなくても、いろんな国の人と働けるなんていい時代になったねー。
わたしのともだちも高校のときは英語なんてぜんぜんできなかったのに、いまは外国人がたーくさん来るテーマパークで働いてるから、みるみる英語が話せるようになってびっくりしたし。
外国語って机上の勉強より、実際に外国人と接したほうがらくらく身につくね。
外国人のバイトさんたちも、日本語学校で勉強してる人より日本人の恋人がいる人のほうが自然な日本語ペラペラだった。
日本語学校で習ってる人たちはただしい日本語使うけど、日本人から直接覚えた人はわたしたちとかわんないしゃべり方して、まるで日本生まれの日本育ちみたい。
わたし、インドやネパールが世界地図のどこらへんにあるかもわかってなかったけど、いまはわかるよ!
いろんな外国人の新人さんが来るたびに、その国のガイドブックを図書館から借りてきて、いっしょに見ながらいろいろはなしを聞くの。
彼らが日本でどう暮らしてるか、そんなはなしを聞くのもたのしい。
じぶんの地元でも知らなかったことがいろいろあったことに気づいた。
自炊する外国の人たちが自国料理の食材をどこで買ってるとか、ねー。
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ビリー・アイリッシュのアルバム買った。
ラジオでよく聴く曲以外は、うーん、ってかんじだったけど。
でもだらだら聴いてるうちに、じわじわハマってくる。
夜、薄暗くした部屋で流しっぱなしにするのにいいアルバム。