2020年08月12日

保釈

よかった!
よかった!
よかった!

こわかったよー、わたしも。

夜勤明けで聞いたラジオのニュースで知って。
車の中でひとりで安堵の声あげたよー。



posted by ぴの at 09:25| オーランド ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月02日

静かな花火

さいきん、また気持ちが落ち気味で、コロナ鬱みたいなものだとおもう。

うちの地域は感染者が出たら、特定騒ぎが起こってる。
どこかのお店から出ると、従業員が感染するなんて、って批難の電話をかける人たちもいて。
こんな地域で感染したら、おしまい。
ここで暮らしていけなくなる。
地元の人たちがそう話す。

そんなのもあって、いつまで感染病から逃げきれるか、疲れたきぶんがまたもりもりしてきて、ウツみたくなった。

バイトがない日は、人がいない場所に車で逃げ込む。
途中の休憩場所も、地元のスーパーや飲食店よりぜんぜん人がいない。

車中泊ドライブの最中に、ぐうぜん、花火を見た。
大規模な花火大会はだいたい中止になってるけど、ローカルな小規模花火。

ほんとにぐうぜんに、通りかかった20分後の時刻に花火をやります、って看板見つけて、「えー。今夜だー。いまから見れるー」ってうれしくなって、車を停めて、はじまるまで暗闇で待ってた。

人と離れて見物してください、って看板が辺りにぽつぽつ立ってたけど、予告時間に集まってきた人たちは、そんなにいなかった。

15分間だけの花火。
一発ずつ違う花火がきれいで、マスクをしたみんなは歓声をあげずに静かに見上げてて。
ピカピカな月と星がチカチカきらめく墨色の空間に、花火の音しかしなくて。

でも終わったら、離れてる人たちからさざ波のような拍手が聴こえてきた。

ぜんぜん派手な音をたてない拍手が、遠く遠く離れた人たちの間で広がる。

それからみんな静かに帰ってって、暗いその場にわたしひとりになった。

拍手をしてたら、なんか涙が出た。
声もあげずに、静かに花火を見る夏。
こんな感染病の不安がはやくなくなるといいな。

静かな花火は、ひとときの癒しをくれて、それといっしょに、なんだかわからない静かなかなしみに包まれる。




posted by ぴの at 09:51| オーランド ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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