ウツを再発させて仕事を続けるのがつらくなってる。
でも地元で次々飲食店が閉店してって、食べに行くとおしゃべりしてた店員さんたちが、突然の失業と職探しに途方にくれてるって話してくれる。
いま仕事があるってことは、とてもとても恵まれたこと。
特に非正規やフリーランスには。
ウツだって、もう仕事を手放せない。
新型コロナは、たのしかった日常をボロボロに蝕んでいく哀しい病気。
以前はよく話しかけてくれたある年配の店員さんが、コロナ後はなるべく無言で、レジでお客を汚物のように扱う。
さいしょはものすごい傷ついたけど、接客業の立場の怯えはじぶんだっておなじだから、そういう変化を受け入れるしかない。
ポイントカードはバーコードを見せて。
トレイに置いて。
きつい言い方でお客のカードを触るのを拒絶する店員さんが、そのお客が出す現金はじぶんの手で掴む。
そのおかしさに皮肉っぽく笑いそうになりながら、そんな醜い気持ちになるじぶんにハッとなる。
こころまで嫌な病気に感染したみたい。
でも、それはコロナのせいじゃない。
じぶんを醜さで侵しちゃダメ、っておもった。
毎日すこしずつ疲れがたまっていくかんじが続いてて。
いまも衣替えが終わってなくて、さむい日は秋モノの服の重ね着でごまかす。
クローゼットを開けると、じぶんが何をしなくちゃいけないのかわからなくなって、何もしてないのに凄まじい疲労感に襲われて、クローゼットを見なかったことにする。
毎日手をひたすら洗い続けて、バイトで毎回洗い物もいろいろやって、数日前、突然わたしの手は壊れた。
ガサガサ荒れてるのをクリーム塗って修復してたつもりが、いきなり手のあちこちが切れて湿疹も出来て、痛くてかゆくて、見た目も急に汚くなった。
どうしよう、こんなになっちゃったよー。
って、泣きたくなって、でも手を洗いまくる日々、洗い物をする日々はこれからも休みなく毎日続くから、絶望的な気持ちになる。
ドラッグストアで手荒れの薬を探したり、ゴム手袋をいくつも買ったり。
消毒費に加えて手のケア費の出費が増える。
こんな日々をわたしはまだ続けていけるのかな。
もう疲れちゃったよね。
そんな感情がわたしの全身に蔓延して、ウツを一層深める。
疲れすぎて、ものすごく眠い。
でも目を閉じると心臓がばくばく踊りだして、ぜんぜん寝れない。
何かにわたしは怯えてるみたい。
でも、何に怯えてるのかじぶんでもぜんぜんわからない。
怯えてるんじゃないの。
ただ疲れただけ。
だけど、心臓はドキドキして、脳が何かにビクビクして、カラダを休ませない。
シャワーを浴びながら、わーわー声出して泣いた。
すこしすっきりした。
それもさいしょだけ。
もうシャワー浴びて泣こうとしても、泣けない。
更新がとまってるブログをのぞき続ける。
元気かな。
ブログよりたのしいことがあるんならいいな。
元気でいて。
バイトの接客で、前よりもこころをこめた笑顔で、丁寧に応対するようになった。
たまったストレスをこっちのほうに発散させてくる人にでも、わたしは親切な気持ちで向かいたい。
じぶんの中が崩れてく。
じぶんがダメになってく。
だから、人にはきちんとしてたい。
じぶんにきちんと出来ないから、人にはきちんと優しく接したい。
そんなことおもうようになって、人のまえではわたしは笑う。
それがじぶんを支える杖みたいな気がして、生まれてはじめて人にほんとに優しく出来るような、あたらしい感覚がじぶんの中に在る。