2020年07月19日

本を買う

風邪をひきそうになると焦って、じぶんの落ち度をいろいろ見つけようとして、こころがおかしくなる。

またドライブに出るようになって、車の中で寝て、明日もあさってもこうして帰りたくなくなる。

村上春樹おじさんの新刊を好きな本屋さんで買った。

世界がどんなふうになっても、春樹おじさんが小説を書いてると、なんだか大丈夫な気になる。

本はやっぱり紙のが好き。

色とか手触りとか、なんだか好きなかんじの本だとしあわせになる。
大事にカバンにいれて帰る。

夕べは毛布の暖かさを味わいながら夜通し山道を走ったのに、昼間の街は夏みたいな日射し。

いま、ラジオで翻訳の話してる。
本を書く人の話はおもしろい。




posted by ぴの at 13:32| オーランド ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月23日

不要不急のお買い物

県境を自由に越えられなくなって、「自由を奪われた生活」をたっぷりぷりと実感中。

政府の自粛要請より、民間の自粛警察のほうがこわいもんねー。
それに、コンビニのトイレ貸出し中止拡大が、わたしを完全に自粛させた。

効果絶大。
田舎はコンビニ以外に利用出来るトイレがぜんぜんないところばかりで、県内の山の中の車のお散歩すらコソコソ行けなくなった。

そろそろ普通の生活を取り戻す流れになってきてるけど、他県に自由に遊びに行けるようになるのはまだまだかなー。

でもー。
どこにもドライブ出来ないっていうのにー。

うふふ。
車を買い換えてしまったわたし。

いままでのは、お父さん好みの「走り」をたのしむタイプの車だったけど。
買い換えた車は、「だらだら過ごす」のをたのしむタイプ。

もちろん、わたしが一括で払えるぐらいやっすい中古車。
また車屋のおじさんに相談して、山を走りまわって大丈夫な状態のを選んでもらったから安心。

車内が広くなって、たーっぷり荷物が乗せれる。
シートをフラットにしなくても、のんびりごろごろ出来る。

何日も車中泊が出来ちゃう車。
それが目的。

また、なんにも決めずにふらっと走って、山の中にもくもくはいりこんで、何日か車中泊でドライブを続ける。
そういうのが、ものすごーくやりたい。
早くまた、そういうの、やれるようになってほしい。

何枚もブランケット積んで。
ふかふかごろごろクッションもいくつか転がして。
着替えやタオルを詰めたカバンを乗せて。
非常食や非常用ライトや電池式ラジオも乗せて。
レインブーツ、ビーサン、スコップ、バケツ、保冷ボックス、レジャーシート、ゴミ袋。

いままでのドライブで、必要をかんじたものをいろいろ積み込んで。

あとは、また好きなところに行けてのんびり遊べる時期が来るのをわくわく待つ。

ニンゲンには、不要不急が必要。

あちこちで、自粛を守れない人たちのニュースを見聞きするけど。
守れないことが、わたしはとても健全にかんじる。

天気がよければ出かけたくなるし。
休日は外食したくなるし。
人に会いたくなったり、おしゃべりしたくなったり。
ストレス解消に娯楽はだいじ。

そういう衝動が人の健全性だとおもう。

わたしは何日もだれとも会わない孤独は好きだから苦にならないけど、ドライブに行けないことがこんなに苦痛だとはじぶんでびっくり。

その健全な欲求をガマンして必死で自粛を守って、また安心して暮らせる世界を取り戻そうとする。

そんな時期に、無駄に怯えたり何かを非難するより、じぶんにたのしいことを考えて過ごそう、って、ある時からわたしはじぶんを切り替えた。

マスクの手作りをたのしむようになったり。
アルコールに頼らない除菌をいろいろ工夫したり。
混みすぎてるスーパーを避けた買い物の方法を考えたり。

そんな中で、仕事のない日に空を見上げて、無性にどこかに走りに行きたくなる衝動がどんどん強まって。

ドライブの動画見たり、ドライブムックを買ったり。
千葉に行きたいよー、って切なくなったり。

とにかく走りたい。
好きなだけ走って、あちこちで美味しいもの食べて、お店の人といろいろおしゃべりして、いろんな景色に感動して。
そして、車でぬくぬく寝るのが、ものすっごいたのしい。

不要不急の夢たくさん。
車を買っただけで、なんかうれしくなって、じぶんの駐車場でぬくぬく寝て自宅で車中泊。

わたしが起きたらボンネットで猫が寝てたし。

あ。
給付金はねー。
いろいろタイヘンなお父さんに寄付することにした。

なんだかんだと身内の中で、エッセンシャルワーカーなわたしが、いちばん低所得ながらも収入が安定してた。

身内でいちばん感染リスクも高いけど、わたしはひとりぐらしだし、身内はみんな都民だからだれとも濃厚接触出来ないし。

家族に伝染す心配なく、生活費の心配もなく。
じぶんの面倒だけみればいい身勝手な暮らしを保ててることに安堵。






posted by ぴの at 15:06| オーランド ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月02日

明ける気配のない夜に

検温の義務。
でも体温計売ってません。
壊れたら買えません。

マスク着用の義務。
でもマスク買えません。
職場で配ってくれません。

熱を出さないように。
感染しないように。
そんなの自衛だけではもう無理。

うちからコロナ出たら閉店になります。
そう言われながら働く。
感染した人は罪悪感を抱くことになる。
その人だってどこかでうつされた被害者なのに。

マスクしてないお客さんが何人も来る。
入店拒否なんてしない。

指舐めてお札を渡すおじさんは多い。
それを拒否できない。

素手で渡されるお金を素手で受けとります。

トイレを汚す人はたーくさん。
それを防護服もゴーグルもなく制服のまま掃除する従業員。
掃除をしたら手洗いだけしてレジ接客。
FFも売ります。

マスクはいつ入るのか。
従業員が買ってるんだろ。
って怒るお客さんは珍しくもない。

雑貨の納品時間をチェックしたお客さんたちが、その時間に集まる。
普段は見かけない人がたくさん来て、なんで買えないのか店員をつかまえて訊いてくる。
腕や肩を触ってくる人だっている。

みんな感染したくないからビクビク働く。
接客業の従業員は防疫マナーをお客さんの良識に委ねるしかなくて。

もう誰が感染してもおかしくないし、いつ感染しても不思議じゃない。

自粛要請とかいうから、それぞれの価値観にばらつきが出る。
感染した人の行動にいちいちどう非があるか非難の目を向ける風潮にもなる。
感染したのは自己責任、自業自得とか、個人の罪にしても、もう意味がないよ。

感染した場所がわからないケースがどんどん増えてるんだから。
いまそういう自分だって、無症状なだけで感染してるのかもしれない。

ウィルスが見えるのなら、自分の指の1ミリ先に転がってて、ギリギリで感染を免れてるだけかもしれない。
運次第に過ぎなくなってる。

感染したとき。
叩かれませんか。
生活はどうなりますか。
自主隔離中、治療中、治癒後、きちんと暮らしていけますか。

病気を治したら普通の日常を取り戻せますか。

毎日の検温でビクビクする。
喉が少しでも痛くなると、血の気がひいたかんじになる。
体調の変化に異常に怯える。

なぜって、自分が感染しちゃったことで、自分のカラダがどうなるかってことより、自分の周りにどれだけの迷惑をかけるか、それだけがひたすらこわいから。

それと自分の属する地域のちいさい社会から排除されないか、不安いっぱいで怯えてる。
実際につらい目にあってる人の話聞いたから。

こんなビクビクしてまで働きに出たくない。
でも働かないと暮らしていけない。

ほんとは自粛要請通りに一日中、家にひきこもってたい。
必要な買い物のためにちょっと外出するだけで、あとは一切誰とも会いたくない。

人を避けたい理由は、感染したくないというより、感染させたくない。
人に感染させないためには、自分が感染しないのがいちばん。
感染の可能性あるなら、人と接しないのがいちばん。

一年限定でいいからベーシックインカム導入して、働かなくてもいいようにしてほしい。
そしたら一年間、ちゃんとひきこもって、自分が感染連鎖を作らないようにするよー。

それまでにワクチンできますように。

そしてまた安心して働ける世の中になったら、せっせと働いて、せっせと納税するよー。

ちゃんとひきこもりたいけど、生活費が困るから出来ない。
そんな愚痴を書き並べて、今夜は寝る。


おやすみなさい。




posted by ぴの at 01:18| オーランド ☁| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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